毎日感想(28) 3章10話『見守る瞳』/スクスタ世界の"あなた"について
毎日感想……ずら!
こんにちは、トリスです。
今日扱うシーンは、スクスタメインストーリーの中でも私が最も好きなシーンのひとつです。
3章最終話ですし、全力でいきましょう。毎日感想!
①ゼンマイ!!
夏祭りに向けて曲を作る千歌・梨子
盆踊りの振付を考える果南・鞠莉
メニューを考える曜・善子
観光放送台本を作る花丸・ルビィ
そして……
②3章10話『見守る瞳』前編
実家の玄関より見た屋上
夏祭りに向けてなのか、スクールアイドルとしての練習をするAqoursの面々。
しかし、まだ花丸とルビィは来ていないようで……
前回やっていた案内台本作りで遅刻してしまった模様
沙貴を含めた3人は前回喋っていた観光案内の台本作りによって練習に遅刻してしまったようですね。
リーダーは千歌ですが、遅れたメンバーを叱るのはダイヤのポジション。
ここらへんは適材適所と言うことでしょうか。
沙貴の視界、ボヤけてる?
※他の端末でも確認しましたが仕様のようです。
図書室から走ってきて疲れたのか、視界がボヤけている沙貴。
でも、よく考えると朝起きてから1時間以上ジョギング⇒激辛たこ焼き食べる⇒台本作りの流れで来ているので、体力的に辛くて当然ですよね。
練習風景を見せてもらえることになった沙貴。
ある意味で沙貴にとって一番注目したい所はここかも。
虹ヶ咲の練習メニューは基本的に彼女が作っているはずなので、ここを見学出来れば普段の練習に活かせそうです。
Aqoursの練習はダイヤがまとめているようですね
アニメだと3年生中心にやっていた感じが強いので、ちょっと違うのかもしれません。
ダイヤが普段からこの役割をしているから、夏祭り準備の担当が軽めになっている可能性もあります。
沙貴はどこに居ても沙貴
もし何かの違いで沙貴が浦女の生徒だったら、こんな日常が来ていたのかもしれません。
彼女は虹ヶ咲学園の沙貴である以前に、1人のスクールアイドルを応援する人間です。
Aqoursのレベルの高さと練習量に改めて驚く沙貴
同好会メンバーと一緒に活動して、スクールアイドル始めたてのメンバーを見てきたからこそ、UTXでは気づけなかった部分まで見えているようです。
そんな休憩時間にも忙しくしているメンバーが……
独り言を呟きながらメモ…
誰かみたいだ…
ダイヤはなんとかヶ咲スクドル同好会の部長みたいに独り言を喋りながら、手元のノートに何かをメモしているようです。
ダイヤは悩みながら『ちゃんと』している
こういう真面目な行動をしながらも、本当にそれで正しいのか自問自答を重ねている人間らしさみたいなところはダイヤの魅力です。
ダイヤの言葉や注意って全然偉そうじゃなくて、等身大にどうあるべきかをしっかり教えてくれるんですよね。
『ところで……』と話を戻してさっきダイヤが書き込んでいたノートについて尋ねる沙貴。
中身はやはりメンバーの活動記録だったようで、見せてもらえることになりました。
さすがダイヤさん
ダイヤの記録ノートには沙貴も驚くほど色んなことが載っているようですね。
メンバーの体調などもなんとなく沙貴なら感覚で見ていそうなところですが、ダイヤは
しっかりと全て記録しているようです。
スクールアイドルに対する彼女の姿勢って『誠心誠意』って言葉がやはり一番しっくり来る形で、出来ることは全部やっていく真摯さが好きですね。
学ぶべき相手はダイヤかも
中心的な人物という意味では千歌か、作曲の意味では梨子かとも思いますが、ある意味で沙貴が他のメンバーに対して普段出来ることを具体的に体現しているのはダイヤかもしれません。
気の配り方というか精神面での支え方は千歌とかに通じると思うんですけど、それって多分真似して出来る技術論的なとこじゃないんですよね。だから、ここは一番『勉強』になるはず。
そんな沙貴に対して、ダイヤからふと出た言葉は……
⇒後編へ続く
③スクスタ世界の"あなた"について
はい。
ちょっとスクスタのメインストーリーと少し逸れるんですが、ここで少し〝あなた〟について語らせてください。
〝あなた〟については誌面上でアニメ版での名前を決める企画があった際に、一本記事を書いているのでそこの内容と被ってしまいますが。
トリスのメモ帳(50) 貴方の、「あなた」の名前はなんですか? - トリスのメモ帳
ラブライブ!の特徴のひとつって『メディアミックス』だと思っていて、そこに伴って設定が変わるのはよくあることだと思います。
そしてメディアミックスは次元を越える。
その曖昧さを受け入れられるからこそアニメの穂乃果とライブの新田恵海さんを重ねて見ることが出来ますし、そこに別媒体で受け取った意味も合わさると思います。
で、ここからは精神異常者の感想だと思って聞いて欲しいんですけど、私にとって『沙貴』と言うのは自分自身をメディアミックスした先なんです。
メディアミックスだから色んな設定の違いはある(性別も年齢も違う)けれど、『スクールアイドルに対する憧れ』という芯の部分が共通してるからしっかりと感情移入出来るんです。
そしてスクスタをプレイしているたくさんの人たち全員がメディアミックスした先が〝あなた〟なら、例えばこれを読んでいる貴方の〝あなた〟と私にとっての〝沙貴〟もまたメディアミックスした関係なので、『貴方→〝あなた〟→沙貴→私(トリス)』と言うようにお互いにつながっていけると思うんですよね。
これは『みんなで叶える物語』と言う言葉をさらに強くする可能性を秘めてると思います。
出来るかより、やりたいか
そしてここでは話を沙貴に寄せます。
彼女の最大のテーマは『大切なのは出来るかどうかよりやりたいかどうか』だと私は思っていて。
これは元々私がラブライブ!シリーズで1番好きな言葉なんですが、ぶっちゃけると沙貴ってやろうと思えばスクールアイドル出来ちゃうんですよね。
私たちってラブライブ!のことが大好きでμ'sやAqoursに憧れたんですけど、スクールアイドルやってないじゃ無いですか。
(歌ってみた・踊ってみたを投稿してる方などは一旦除きます)
もちろんそこには性別の壁とか次元の壁があって『出来ないから』なんですけど、仮に出来たとしても私はスクールアイドルをやるよりも素晴らしい体験をこの数年間でしてきたと思っています。
これってすごいことなんですよね。スクールアイドルが大好きだからこそ、それをやってる彼女たちを本気で大好きだからこそ、今の自分の応援する立場をそれ以上に愛せることはとても幸せだと思います。
……と思った時に。
私がμ's・Aqours・虹ヶ咲を応援するのは『それしか出来ない』からじゃなく『それが1番やりたいことだから』だと自覚すると。
そのスタンスを体現する沙貴って人間を心から大好きになりますし、同じ『応援する』と言う立場を楽しんでいる彼女のことも私は応援したいと思うんですよね。
さて。
そんな彼女のスタンスがはっきりと見えるこの3章10話『見守る瞳』は〝あなた〟のキズナエピソードだと思っています。
他キャラのキズナエピは『そのキャラと沙貴』の間のキズナを育てるエピソードですが、ここでは私と沙貴の間のキズナを深める物語ですね。
しっかりと見ていきましょう。
④3章10話『見守る瞳』後編
ダイヤから不意に向けられた言葉
スクールアイドルが大好きな沙貴が、なぜ自分自身がステージに上がらないのか。
この『ステージに上がらない理由』は、他メンバーの『ステージに上がる理由』と同じぐらい重要な意味を持ちます。
同じ立場になりえたダイヤだからこそ出来る質問
サポートする立場の人間が自分もステージに上がりたいと思っている可能性。
そこに一番目が向くのがダイヤなのは納得できますね。
アニメ9話ラストで幼馴染の和解を見届けた後、妹からの誘いがなければ応援する立場になっていたかもしれないダイヤ。だからこそ沙貴の心の奥には、別の想いもあるのではないかと心配しているんでしょう。
そして、自分の気持ちと素直に向き合う難しさも知っているから、慎重に言葉を選んでいるのも伝わってきますね。
そんな重たい話になるかと思った質問でしたが、沙貴の答えは……
意外にもあっさりとした返答
特に我慢しているわけでもなく、沙貴はやりたいことだけやっているだけのようですね
そして、自分が求めて決めた今現在の立場について話し始める沙貴。
やっぱりこの子めっちゃ共感できるわ…
オタク特有の自分語りに入りますが、個人的に共感って言うのは自分と重なる部分の足し算だと思っていて。
色んなことが出来て完璧超人すぎるとか、自分自身と沙貴が違うところってたくさんあるんですけど、それ以上に深く重なるこの熱い想いがあるから共感できます。そして、虹ヶ咲のみんなのことを本気で応援している姿勢も頷けますしね。
ダイヤさん……
今回は沙貴に感情移入もしつつダイヤさん目線でも見ちゃいますね。
Aqoursが描くサンシャイン!!とは別のこの世界で沙貴と出会えたことはダイヤにとってもひとつの救いになったはずですから。
そして、練習が終わり……
沙貴は今日も十千万旅館に泊まっているようです
今日会ったことを思い返すと、色々なことがありました。
実際毎日感想カウントでも4日分ですしね。
めっちゃフラグだ!!
テレビでは台風が発生したというニュースが。
予想進路では夏祭りに大きな影響はなさそうですが果たして……。
(思い起こされる数年間の現実でのトラウマ)
Aqoursと沙貴の努力は夏祭りでどんな形になっていくのか?
そして、"only our shine"を見つけることは出来るのか?
物語は4章に続きます。
⇒END(3章『only our shine・前編』)
⇒4章『only our shine・後編』へ続く
【おまけ】
本当にちょっとしたおまけなんですけど、ここで紹介したかったので屋上シーンについてひとつだけ余談を。
沙貴の言葉を聞いて、『虹ヶ咲は沙貴のような人に恵まれて幸せ』だとダイヤが返すセリフなんですけど、セリフが全部表示されるどころかタッチエフェクトが消えるより前の一瞬だけダイヤが目を閉じて頷くようなモーションが入っているんですよね。
ここはゲーム内でちょっと見て空気感を確かめて欲しいです。
あと134歩