トリスのメモ帳(94) リエラジ冒頭ドラマからアニメ未登場の冬毬を知ろう(後編)


こんにちは、トリスです。
今回はリエラジ冒頭ドラマの感想記事の後編になります。

【ここまでのあらすじ】
ラジオ媒体を聞くのが苦手な自分。ただラジオで先に色んな面が見えている鬼塚冬毬を知ることで3期の期待を高めたい。リエラジ冒頭に2分ずつ挟まれる冒頭ドラマパートを順番に見ていく機運に。


まだ前編を読んでない方は。
是非そちらから……と言うわけでもなく、流れはあまり関係ない短編集なので気軽に読んでもらえたら。

当然毎回欠かさずにリエラジを聴いてる方も多いと思うんですが、改めて内容を流れで振り返る良い機会かも。1話につき2分程度とは言えかなりのボリューム、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

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トリスのメモ帳(93) リエラジ冒頭ドラマからアニメ未登場の冬毬を知ろう(前編)


こんにちは、トリスです。
生まれつき、ラジオ媒体がどうしても苦手で。

よく活字が読めないって方が居るじゃないですか。
自分の場合はそれのラジオ版で、どうしてもラジオ媒体を聞き続けることが出来ない。

そもそも自分は病気に分類して良いぐらい『情報量ジャンキー』でアニメ見ながら追加2窓とか普段からしてるんですけど、その体質的に視覚情報がない状態で情報を受け取るのが耐えられないんですよね。つらい。

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存在しないオタクをライブ連番者だと感じる『魂連番』の説明 トリスのメモ帳(92)


今日は『魂連番』について話したいと思います。

いや、『魂連番』って何ぃ???

この『魂連番』と言うのが自分の周りでは昔から結構使ってる言葉なんですけど、検索しても出てこない言葉っぽいのでここらで解説させてください。(身内の誰かの造語なのかな?)

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トリスのメモ帳(90) 『臆病・不器用・茜・ファンと推し』 米女メイの魅力を語る

こんにちは、トリスです

今度の4月7日でLiella!はデビュー2周年ということで、今回はLiella!に2期生として加入したメンバー『米女メイ』の好きなポイントについて見ていきたいと思います。

米女メイと言えば。
アニメ2期できな子に続いて(四季と同時で)加入した2期生のひとりで、釣り目でかっこいいビジュ意外なオタク属性、そしてコスプレイヤー泣かせの髪型が特徴的なメンバーです。

アニメ内では四季とセットで描写されることも多く、四季よりもセリフ数が多いので掘り下げが多い。
……かと思いきや、オタク出身で1期生をリスペクトしているのにタメ口だったり、大胆で臆病な二面的性格が、アニメ描写を1回見ただけだとやや掴みにくい印象もありました。

そんな米女メイですが、同じオタクとして共感出来るポイントも多いと思うので、アニメ描写だけでなくDays等の紙面上の話も絡めて魅力を見つめていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。

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トリスのメモ帳(89) 『勇気・憧れ・まっすぐ・責任』 桜小路きな子の魅力を語る

こんにちは、トリスです。
今度の4月7日でLiella!はデビュー2周年ということで、今回はLiella!に2期生として加入したメンバー『桜小路きな子』の好きなポイントについて見ていきたいと思います。

きな子は、後輩メンバーとして加入した2期生たちの中でも主人公に近い立ち位置で描かれていて、物語・歌詞・キャストなどの様々な視点で無限に魅力が掘れる人物。
なので今回はアニメだけでなく幾つかの媒体と絡めつつゆっくり振り返っていきましょう。ぜひ最後までお付き合いください。
※Liella!は箱推しなので他3人についても今後記事を投稿予定

【目次】

①2人目の主人公


まず、桜小路きな子のパーソナリティについて物語的に言うなら『2人目の主人公』がしっくり来ると思っていて。
そもそもラブライブ!スーパースター!!という作品は『みんなで叶える物語』『私を叶える物語』がテーマなので、どのメンバーも主人公なのは間違いない……んですが、きな子のポジションはその中でも少し特殊でした。
キャストが一般公募オーディションで選ばれなかったところから敗者復活的に決まった鈴原希実さんであることも、もちろん関係しています。

ラブライブ!シリーズ内でもスーパースター!!だけがアニメ1期→2期の間に時間上で明確な変化があって、それは『学年が上がる』こと。
その視点なら、リエラの奇妙な冒険の第2部が始まったぐらいの見方も出来ますよね。

アニメ2期は、かのん達1期生の物語と重なる部分もありつつ、2期生の物語として別軸で同時進行しているエピソードその主人公ポジだったのが桜小路きな子だったので、物語的にも注目したいタイミングが多かったです。

見た目とか。口調とか。
かわいいポイントは無限にあるんですけど、彼女が良いなと特に感じる箇所は大きく2つ

まず、ひとつめは『Liella!のことを知らないのに、北海道から結ヶ丘に来た』こと。

ただの新入生ってだけじゃなく、原宿の街に憧れて来た(かつ知識浅め)きな子のリアクションがあるのが良くて。
現実でキャスト含めてLiella!は展開が早いので、1期から2期の間でハマったファンからすると共感するシーンが多くて、フレッシュな感じがするんですよね。
他に自分よりLiella!について詳しく知ってたり以前から見てる人がいるのを知ったうえで“追いかける”気持ちになった視聴者層にかなり優しい作りになっていると思います。

あと、きな子が東京に来た理由がわりとぼんやりした『憧れ』の枠で留まってるのも含めてオタク共感度がかなり高いですよね。
(『ぼんやり憧れで飛び込み』がコンテンツとの関わり方的にシンクロしている視聴者が多く居そう)

 そして、ふたつめのきな子魅力ポイントは『勇気がある』こと。

憧れで東京に来て一人暮らしを始めてるのもそうですが、きな子の魅力に『勇気』はかなり大きくて、CV担当の鈴原希実さんもその魅力があるので重ねやすいポイントでもあるかも。

アニメ1期1話では。
かのんがずっと好きだった『歌』に背を向けてヘッドホンをしても捨てきれなくて、校門前で振り返ってきて「歌が好きだ!」と叫ぶシーンがありましたね。

対して2期1話のきな子は、迷子になって見つけた結女の校門へと一歩踏み出すことにほぼ迷わなかったのが対照的で、1話ではスクールアイドルを始める壁を感じていたものの新しい世界に飛び込んでいく『勇気』を誰より持っています。

2期生の中だとここらへんがきな子と真逆なのがメイらしく、10話ではきな子が悪戯っぽく笑うセリフもありました。

『怖がりさんっすねぇ』

時にはオブラートに包まない天然(北海道産)なセリフもありつつ、敬語になりすぎないデフォの『〜っす』口調があることで先輩達に対しても良い距離感。

逆に同級生に対してもやや下から喋ってる感じから、序盤でクセの強い同級生たちに囲まれる多難主人公っぽさも出ていて、色んな人と絡むことで輝くきな子が“6人目”であることはアニメ的にもかなり大きなプラスを生み出していました。

桜前線北の国から


さて、北海道から『憧れ』という(※視聴者目線だと)やや曖昧な理由で東京に来たきな子ですが、選んだ学校が結ヶ丘だったのも本人に強い理由はないようです。
作中だと最終話Liella!ステージをピカチュウが理事長と一緒に見ている描写があるので、葉月花さんを含めて高校時代の知人である可能性は結構あります。 

Liella!が入学理由ではないんですけど、一番遠くから来たきな子の髪型に“結”の要素が入っていて、それがサインでも使われているのが良いですよね。(きな子のサイン見る機会はあまり無いと思うので気になる方は「きな子 サイン」で検索)

一人暮らしの話題だと、アニメ2話でメイに カツアゲされた 話していた時に、親の仕送りで暮らしているというセリフもありました。

『お金は今無いんす!仕送りで暮らしており~!』

『CEOなんすよね!何を目標にしてるんすか?』
『強いて言えば、お金をたくさん稼ぐことですの』
『……なんで?』

察するに実家がある程度“太い”ことと、育ってきた環境が自然寄りなこともあって、6話では夏美の口にした『夢(仮)』が全く響いてない辺りも彼女のバックボーンが透けてて良かったです。

そんなきな子は、新学期のタイミングで結ヶ丘に来てかのん達と出逢います。その時に、旅立った地元の景色についてきな子が話すシーンがあって、

『きな子の実家は北海道のなんにも無いようなところで……。
家を出る時は、まだ雪でまっしろでした』

後輩メンバーの加入について考えてなかったかのんにとっては、この『まっしろ』が共感の一歩目として描かれていて。1期で『Liella!』と言うグループ名を決めたきっかけが、上のきな子のセリフと重なっています。

『あなた達って始まったばかりというか……まだまっしろって言うのかな……』
『私たち自身想像しないような、いろんな色の光になっていく……』

そして、1期生メンバーが揃った1期8話で『始まりが好きなんだ』と語っていたかのん。『桜』=始まりの象徴みたいな意味付けも重なってきます。

きな子たち2期生が初登場し『この街の片隅で』が載ったLiella!Special誌面上には、2年目を迎えたかのん達の気持ちを綴った『新たな始まりの予感』も掲載されていて、そこでかのんは幼い頃に千砂都に聞いた『桜のおまじない』について言及しています。

『……そうだ、久しぶりにやってみようかな?
昔、ちぃちゃんから教えてもらった、舞い散る桜の花びらを空中でつかめたら願いが叶うっておまじない

きな子は始まりを示す『桜』を名前に含んでいることも、かのんが新しい始まりを感じた相手であることの意味を強く感じて面白いですよね。

1期12話→2期1話として繋がりを見ると。
去年かのん達のラブライブ!大会が終わった場所で、そのステージを見ているきな子をスクールアイドルに誘って、新しい物語が始まっていく演出も良かったです。

 

③※予定外の熱量


ここまで。
なるべく冷静ににきな子の好きポイントについて組み立てて話してきたんですが、色々書いてたらカットする予定だった2期序盤のきな子についての想いが溢れてきちゃったので熱量オンリーで語らせてください。
(※元々のプロットになかった章なので飛ばして問題ないです) 

やっぱり自分が好きなのは、2期2話での『きな子の本当の意味での加入シーン』。

上で書いたように桜小路きな子ってキャラクターは誰より勇気を持っている人物。
それでも自身の運動神経のことや過去を振り返って『向いてない』と諦めようとしていて。
四季に物理的に背中を押されて、Welcome to 僕らのセカイを被弾する1話の終わり方も好きなんですけど、その前の夏美に『やってもないのに向いているかどうかなんて分からないでしょ』って言葉で肯定されるシーンがすごく良くて。
これは色んな夢に挑戦して敗れてきた夏美だからこそ出来るエールですよね。

そして2話のメイ視点もなんですけど、まっしろな土地から曖昧な憧れで結女に来た桜小路きな子って人間には『何かに挫折した人間がそれでも希望を諦めきれなくて背中を押したくなるような純粋さ』があって。
その純粋さが、あるシーンではオブラートに包まない発言として毒舌っぽく描かれたりもするけど、人より遅くても一歩ずつまっすぐ進んでいく彼女の姿は新たな主人公として誰よりも輝いていました。

ってとこから、2話が好きな理由に戻ります。
きな子がかのん達に憧れたきっかけはWelcome to 僕らのセカイのステージもありますけど、そもそもの憧れの始まりはLiella!がただ練習している姿だった。
2話はそのきな子にとっての初心と言うか『最初に見た光』に立ち返る回でもあって、後輩のことを思って練習量を緩めるかのん達に対して、それでも曲げずに自分が最初に憧れた姿を叫ぶ桜小路後輩が熱すぎます。そりゃ好きにもなる。

『きな子が憧れたのは、こんな風になりたいって思ったのは、優勝を目指して必死に頑張ってる先輩たちなんです!
大変でも前向きに頑張ってる先輩たちなんです……!』

この時から、後輩に合わせて歩みを緩めるんじゃなく、背中を見せる1期生達のあり方が確立。
『後輩に背中を見せるためにより速く走る先輩』『先輩の背中に追いつくためにより速く走る後輩』の相乗効果で去年よりさらにパワーアップしたLiella!が完成するわけです。
そして上のシーンの直後、母親が遺した学校にスクールアイドルを根付かせたいと言う想いを抱えて俯く恋に対してきな子が叫ぶ言葉もめちゃめちゃ好きで。

『きっと伝わると思うんです。
大変でもやりたいことを続けていれば、その先にある楽しさは大きくなるって。
皆が一緒にやってみたいって思うものが作れるんじゃないかって!』

それを、他の誰でもない本気の練習を見て憧れて今Liella!の輪の中に立ってるきな子が言うから説得力が生まれるシーンでしたね。あのシーンで恋は救われましたし、きな子の純粋さは他の場所でも色んな人を救っていると思います。

結論:2期2話があまりにも良い

④きな子と外発的な事


さて、前の章では少しヒートアップしてしまったので、落ち着いて
ここまでは他メンバーや視聴者から見たきな子について語ってきたのですが、ここからは変化球気味に『きな子から見た他メンバー』を見ていきましょう。

まずは面白いところで葉月恋との関係から。
きな子加入直後から、恋が生徒会長として仕事があったことと性格(可可ほど積極的に後輩に話しに行ってはなさそう)もあって、やや距離があったようです。
ですが2期2話での代々木公園での会話があったり (本来のプロットだったらここで2行ぐらい説明入れる予定だったのですが,、上でヒートアップしたので消えました) 4話の部長を決める話題でもきな子内の葉月株が高いことが間接的に言われていました。

『(かのん部長について)きな子も賛成っす!
恋先輩、生徒会がありますし、残りの先輩だと部長の候補はだいぶ限られるかと~』

 『ずっと遠い世界の人だと思ってたっすから』

7話で恋がゲームのことを打ち明けるシーンでは、2期生の中でも最も長い間先輩後輩として接してきたきな子がずっと距離を感じていたことを口にします。
その上で、8話からはきな子が生徒会に書記として加わるという変化がありましたね。

1期で最後に加入した恋から見たきな子は、遠い北海道の土地から結女に来て結ばれた相手でもあり、母親の想いを継いで結女にスクールアイドルを根付かせたい心情の前で最初に加入してくれた後輩でもあります。2話でのセリフも含めて、きな子が恋の夢を叶える1人目のような位置に居ることが多いのが面白いです。
また、偶然のようにも感じますが、結女生徒会はキャストが一般公募の3名という繋がりもあります。
かのん・恋・きな子の生徒会3名が表紙になっている電撃G'sでは、きな子からの先輩達の第一印象について語られていて…

『恋先輩は入学式で挨拶しているのを見て、天女様みたいな人だって思ったっす』

同じイラストについて振り返ったDays1月号で、きな子が先輩の好きなところを語るくだりでは以下のようにも語っていて。
恋に対してはこうした奇妙な関係性があります。

『恋先輩の好きなところは、都会のお嬢様!って感じがするところっす!
小さい頃読んでいた、お話の中のお姫様みたいっす!!』

次に、きな子から同じ2期生への目線で言うと。
少しずつ成長していくきな子だからこそ、周りの長所がよく見えている描写がたびたびあります。
例えば、5話では四季の運動神経やメイのピアノ技術が明かされるシーンがあって、きな子はメイに対して『羨ましいっす!』『それに比べてきな子は…』と言っていて。

ラブライブ!世界では他メンバーを見て対抗心を燃やす展開は多いですが、『羨ましい』と口に出して言うのは珍しく、ここら辺は思ったことを素直に発言するきな子の純粋さが見えます。キャストの話を絡めると、一般公募から来た鈴原希実さんの物語とも重なっているのが良いですね。

『なんでも出来そうなあの子も
いつも笑い絶やさないあの子も』

6話での夏美に対しても、きな子はかなり感謝も尊敬もしていて。
ある意味では本人よりも夏美株を高く扱っていることで、直後のかのんの加入勧誘シーンに繋がるフックとなりました。

『きな子思ったっすよ。夏美ちゃんすごいなぁって……
目標持ってるってすごいっす!』 

『純粋に走る誰かを見て、何度も挫折したメンバーがまた初心に立ち返る』と言う意味では、1期1話の可可→かのんと、ここでのきな子→夏美の構図はかなり似ていました。

(話は逸れますが)2期生加入ではきな子は大きなアシストをこなしつつも直接勧誘は決めてないので、3期ではそう言った姿も見たいですね。

⑤六人目は七転八起な少女


Liella!メンバーにはそれぞれに各々を象徴した『好きな言葉』が設定されています。

きな子の場合だと『七転び八起き』
運動能力で他メンバーに劣っていたり、先輩だけのLiella!に最初に加入したことがあって、出来ないことと向き合ってきたきな子らしい言葉ですね。

この『出来ないことと向き合う』は、きな子個人だけでなく2期全体のテーマでもありました。
1話ではかのんが自身が昨年の自分を振り返って、たくさんの人に支えられてきたことを語ってきな子を誘い、その想いがWelcome to 僕らのセカイでも歌詞になっています。

『私だって最初は何もできなかった
……でも皆が居てくれたから』

『できないができるに変わる嬉しい気持ち』
『僕らと感じに行こう!』

そして、Liella!に加入したきな子。
ウィーン・すみれに対しても自身の過去の音楽科受験失敗を重ねて寄り添って来たかのんですが、2話ではきな子にクーカー時代の自分を重ねていましたね。自分が足を引っ張って大切な誰かの夢を壊したくない気持ちが共通しています。
そうした2話のラストで初公開された追いかける夢の先でにも、歌詞にきな子のテーマと重なる部分があります。

『可可ちゃんの夢がここで終わってしまうかもしれない……私のせいで』

『きな子、足を引っ張りたくないです!』
『……分かるよ』

『「できそうで、できない」ができた時は
嬉しくて頑張ろうって こころ飛びだしたがる』

また、きな子にとって。
物語序盤の体力面での壁があるという意味では運痴仲間の可可が居て、Go!! リスタートの2人×3組フォーメーションでは可可×きな子のセットになっています。
(現実ライブからですが)2番サビではきな子が可可の背中を押す振付が存在していて、ここは10話で描かれていた可可→きな子と逆なのが面白いですよね。

『刺さったままのとげが背中押すのは変われたシグナル』

かのん達にとって『刺さったとげ』は去年のStarlight Prologueでの東京大会敗退ですが、きな子にとっては『代々木スクフェスでのウィーンへの敗退』
他2期生はステージとしては負けイベントを経験してないので、この6人の時のLiella!ならではの歌詞でもあって。
ある意味で、桜小路きな子は2期生でありながら『1.5期生』みたいな感覚もあります。

⑥甲子園は1年間で完結しない


ここからは、きな子単体だけでなく『2期生全体が加入したことによる変化』に目線を広げて見ていきます。

ラブライブ!大会はよく甲子園に例えられますが、現実での甲子園のドラマは甲子園に出場出来なかったり、しなかったり、あるいはした人から野球を受け取った人にもあると思うんです。そして、そこを描いてるのが虹ヶ咲。
(※甲子園は年に2回、スーパースター!!時空のラブライブ!は年に1回の違いはあります)

逆にスーパースター!!は甲子園大会の内側を描いていて、ただ甲子園は年単位ですが、そのドラマは1年間だけで完結してるわけじゃないんですよね。
3年の夏に白球を追いかける全ての人に過去が存在していて、その3年生にレギュラーを譲ったり、その3年生と最後の試合まで勝ち続けようとする2年生や、最後にそこに託す想いもあります。

これをラブライブ!大会に落とし込んでみると、高校3年間を描くラブライブ!スーパースター!!は何よりもラブライブ!らしい(甲子園らしい?)作品のひとつだと言えそう。
自分はこの、学年が上がって『先輩になる』『後輩として入学する』流れの意味を楽しみに2期を見てきたので、そこについて語っていきます。

2期のテーマは『追いつけ、追い越せ――』ですが、先輩後輩関係が力になるのは先輩サイドでも同じで、後輩に背中を見せるためにより早く走ろうとするシーンもありましたね。

『何も言わずに待つのも、上級生として必要なことです』
『私たちもさらにレベルを上げて、ギャラクシーな目標になるのよ!』

でも、そもそもLiella!自体一度に結成されたわけではなく、クーカーに新メンバー加入が3回発生して5人のLiella!が生まれました。
そこでの追加メンバー達と2期生との違いが何かというと、まず学年ですがもうひとつ『Liella!に憧れた時間があるか』だと思っています。

作中時間的には短いですが、きな子からすると『憧れ』の対象としてあったLiella!に加入すること。それがただやりたい事をやるだけじゃなく、自身の憧れの一部になった『責任』が発生するのが2期生の原動力のひとつとも言えます。
憧れのLiella!に入った事の責任は、きな子にとっての初ステージでの敗北後でもセリフとして見えていて……

『すみません、きな子が上手くなかったせいですよね。
先輩たちだけで歌っていればきっと……』

だからこそ、6人仲間のLiella!であっても四季メイが加入した時には他の誰より喜んでいました(そうなんすよ!そうなんすよ!)

『同じ学年の仲間が一度にふたりも!!』

四季メイにもきな子と同じように憧れのLiella!に加入した責任を背負う気持ちがあって、それは加入前の夏美からすると計算外の感情でもありました。

『きな子たちが先輩と離れて練習を始めたのは、先輩たちに追いつきたいからっす!優勝を目指すLiella!の力になりたいからっす!』
『Liella!の力になれないなら、スクールアイドルやるつもりはない。少なくとも私はな』
『Me too.』

9人メンバーが揃った後でもこうした“ファン出身”らしい価値観がメイ・きな子は特に強く、9話でも先輩5人で出場する案に対して自分たちなりの答えを出しています。

『私たちのことを思って、先輩はああ言ってるけど、本当はすみれ先輩と同じぐらい勝ちたいって……』
『一年、この時のために頑張ってきた』

『そして、私たちに…』
『勝つところを見せてくださいっす!』

こうしたきな子たちの覚悟も受け止めた上で、あくまで『9人のLiella!』として挑む東京大会。
そのための作詞シーンでかのんがきな子に語ったセリフは、『みんなで叶える物語』に対してW主人公が今まで以上に並んで向き合っていく感じがしますね。

『でも、その後待ってる嬉しさとか、感動とかも巻き添えに出来るから、きな子ちゃんにやってほしいって思ったんだ。一緒に頑張ってみよう!』

こうしたバトンを先輩から受け取っているからこそ、来年以降ではきな子が先輩になって、次の新入生に伝えていく成長が楽しみですね。

かのん達は2期で先輩になりましたが、元々上級生が居なかったので、『後輩が先輩になる』という意味ではきな子たちはシリーズで初めての存在。
1期生に感情移入して2期を見始めた視聴者からすると、頼りなかったメンバーが成長して逆に頼られる存在になっていくここから先の物語が待ち遠しすぎます。

⑦まとめ


……と、ここまできな子について語ってきたのですが、アニメ2期の主人公枠としてここでは語り切れなかったことも多い(そこを全て語るとキャラクターじゃなく話数の感想になる)ので、また次回以降の記事でもタイミングをみて語らせてもらいます。

そして、桜小路きな子という人物が居たからこそ2期の物語を強く楽しめた部分がかなりあるので、個人的にはとても感謝している相手のひとりです。
本当は中の人の話ももっと絡めて話さないと魅力を掘ることは難しいですが、そちらは別の誰かが書くことを期待して託したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。

 

 

 

 

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