トリスのメモ帳(90) 『臆病・不器用・茜・ファンと推し』 米女メイの魅力を語る
こんにちは、トリスです
今度の4月7日でLiella!はデビュー2周年ということで、今回はLiella!に2期生として加入したメンバー『米女メイ』の好きなポイントについて見ていきたいと思います。
米女メイと言えば。
アニメ2期できな子に続いて(四季と同時で)加入した2期生のひとりで、釣り目でかっこいいビジュと意外なオタク属性、そしてコスプレイヤー泣かせの髪型が特徴的なメンバーです。
アニメ内では四季とセットで描写されることも多く、四季よりもセリフ数が多いので掘り下げが多い。
……かと思いきや、オタク出身で1期生をリスペクトしているのにタメ口だったり、大胆で臆病な二面的性格が、アニメ描写を1回見ただけだとやや掴みにくい印象もありました。
そんな米女メイですが、同じオタクとして共感出来るポイントも多いと思うので、アニメ描写だけでなくDays等の紙面上の話も絡めて魅力を見つめていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
【目次】
①一生懸命な後輩
2期生としては初加入のきな子が主人公ポジションだとするなら、メイの立ち位置はいわゆる『2号ライダー』みたいな熱いライバル兼相棒。
Liella!メンバーにはそれぞれ『好きな言葉』が設定されていますよね。
メイの場合にはそれが『一生懸命』で、きな子もこの言葉が似合う感じもしますが、向こうは『七転八起』でそれぞれの魅力がうまく表現されています。
きな子の場合は転んでも”立ちあがる”強さが武器で、メイの場合は悩みながらもまっすぐに”貫く”姿勢が武器というような感覚があって、そういう魅力はソロ楽曲でも描かれています。
『流されたくないよ
流されていく方が簡単さ でも』
逆に、きな子の方は流されていくことを楽しむ歌詞が含まれています。
『もしかしてお祭かも 人波乗っていこうよ
結局ここはどこ…? 完全にはぐれたみたい
ま、いいや あちらこちらと気ままに探検しよう』
こうした対照的ポイントが多いきな子とメイの関係。
同じ2期生の仲間としては言わずとしれた『似た者同士』の四季と(きな子とは別の意味で)対照的な夏美が居ます。
メイ達がソロ曲に上の歌詞を込めていた横で、夏美が歌ったテーマは他人の視線に臆病なメイでは(まだ)歌えない『Eyeをちょうだい』と言うテーマでした。
そんな様々な面で2期生と比べても特徴的なメイの魅力をひとつずつ掘っていきましょう。
②大型新人(オタク)
米女メイの個性を語る上でまず欠かせないのが『オタク』ですよね。
Liella!の1期生にも唐可可というオタクが居てSunny Passionに憧れて日本に来た事が明かされていますが、メイの場合はその対象がLiella!です。
これまでのシリーズにはなかった『学年が上がる』という特性がLiella!はあるので『前の1年間の活動を受け取ってファンになった後輩メンバー』が加入してくるというイベントが発生するという面白さがありますね。
単純なオタクとしての目線は、可可と似通って気が合うシーンも多く。
5話では夏美を9人目のメンバーだと勘違いしてテンションが上がったり……(これまでのラブライブ!大会優勝したμ's・Aqoursは9人)
8話では野球場にステージを設置してライブを行うアイディアに盛り上がってたり……(μ's・Aqours時代のラブライブ!大会の決勝会場はアキバドゥーム=野球場)
既存のラブライブ!シリーズを知っている視聴者がクスッとくるような要素を演出していたりもします。
逆に少し違うポイントとして、可可は神津島に入学することも(物理的には)可能だった上で結女に入学しているのに対して、メイは憧れのLiella!に加入するために結女に入学しています。
『スクールアイドルに興味ありませんか~!
可可はみなさんと一緒にスクールアイドルがしたいデス!
一緒に初めてみませんか~!』
『メイがこの学校を選んだのは、
スクールアイドルをやってみたいって思っていたから。Liella!が居たから。』
とは言え、入学の違いはメイより可可の特徴ですので、メイの話を続けていきましょう。
そんなオタク出身のメイだからこそ『誰よりもLiella!ファンの気持ちが分かっているメンバー』だと言うのは大きな魅力。
LoveLive! Daysの誌面上連載『Liella!'s One Day』では衣装のリボンの色で悩む可可からのメンバーLINEに、ファン参加型企画としてテンションを上げているメイの様子が描かれています。
「制作中の衣装で可可の頭につけるリボン、どっちにするか迷いマス。
ブルーそれともピンク?Liella!のみんなはどう思いマスか?」
「可可先輩がつけるリボンを、わ、私が選んでいいのか?
やっぱりブルーが似合うと思うんだけど、ピンクのかわいい系も捨てがたいよなー。
水玉模様とフリルがとってもかわいいぜ!」
「一生懸命迷っているけど、メイ1人で決めるわけじゃない。
……私はブルーのリボンに1票。」
「いやそんなことはわかってるんだけどさ、こういうファン参加型みたいな企画ってついつい盛り上がっちゃうんだよな。」
そんなファン目線がアニメでも特に表れていたのは、3話でLiella!に差し入れと手紙を送ったシーンでLiella!の後に小さく書かれた『様』の文字の描写。
1枚目と違って2枚目では明らかに『様』が小さいのが、オタク解像度めちゃめちゃ高くて。
一度『頑張れ Liella!』と書いたうえで、後から推しを呼び捨てすることに耐え切れずに書き足した感じがなんかオタクとしてすごく共感出来るんですよね。(この感覚はもしかしたら私だけかも)
でも同時に。
4話屋上での覗き見シーンでは、Liella!メンバーと並んで立っている四季に対して『羨ましい~~~!!』と呟くシーンもあって、オタク心理的には『壁になって一方的に見ていたいだけの憧れ』ではなく『自分もそれを追いかけたい・並びたいって憧れ』なのが見えています。
記事として後々のテーマで触れますが、米女メイを深堀するキーワードとして『他人からの視線』があるので、それに晒されていない扉の裏側で口にしたこの言葉はメイ自身の本心なのが良いですね。
※余談ですが、メイの人物像を一筋縄で理解しにくい理由は3つのギャップあると思っていて、①他人の視線有無によるギャップ、②ファンとしての超下から目線×先輩相手でもタメ口、③他人には言えるパンチラインを自分事として受け取るハードル、になります。
そして、メイはLiella!が1期生だけの時代からファンで、アニメ描写から推定するに箱推しだと思われますが、その中でもかのんに対しては同じ中学だったこともあり特別尊敬している様子。(かのん寄りの箱推し)
アニメ内で初めてピアノを披露するシーンではクーカーのTiny Starsを弾いていたので、代々木公園での去年のイベントから現地で見ている説もありますね。
私はこれはかなり可能性が高い説だと思っていて。
9話でサニパがマルガレーテに敗れた時、メイがサニパは去年・一昨年も大差で予選突破していたことに言及していた=リアルタイムなら1期生結女入学前時期からメイがラブライブ!を見ている事になるからです。
※他にもいくつか理由はあるけどここでは割愛
ちなみにアニメ描写からクーカー過激派なのではないかと言う説も挙がりましたが、『Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~』のリエラのうた映像内でかのすみに笑顔でペンライトを振っている姿が確認され、事なきを得ています。(何の話?)
他のメイからかのんへの面白い描写だと、先輩である恋からゲーム部屋の鍵を預かることになった際にも、頼れる相手として部長の千砂都ではなくかのんを提案しています。
『私が……? かのん先輩にでも持っておいて貰えば良いだろ……』
視聴者から見れば澁谷かのんは”主人公”なので気にならないですが、実際の作中でのメイの立場で考えてみると、小さい描写ながらメイからかのんへの尊敬が見える動きだと思います。
③メイの過去、見られること
メイを語る上で外せない特徴のひとつに『臆病さ』があると思うので、まずは彼女の自己紹介を見てみましょう。
よ、よう。私の名前は米女メイ。あんまりこっち見ないでくれ。
可愛い? そんなわけないだろ?
小さい頃からいつも目つきが悪いって、友達にも怖がられてきたんだし。
大体、好きじゃないんだよ。そんな風に自分のこと話すのって。
スクールアイドルとは思えない『見ないでくれ』という自己紹介。
ここからも分かるポイントとして、メイの臆病は引っ込み思案(=友達が居ない)の類ではなく、友達が居てうまく行かなかったことが背景にある臆病さだと言うこと。
(きな子の長所である『勇気』との対比描写として拾いたいこともあって)ここではメイの特徴は『臆病』だとして書きますが、その根本はどちらかと言うと『(他者に対しての)不器用さ』から来ています。
でも、この両方がメイにとっては短所ではなく長所。
メイの『臆病さ』は自分と似た立場の誰かへの『優しさ』となっているし、『不器用さ』はそれだけ他人に対してでも『曲げられない想い』を大切にしているから起きていることだと思って、それは間違いなく魅力なのでこの記事では中心的に掘っていきたいと思います。
『間違いじゃないなら曲げるなよ
信じたいもの信じてればいい 熱く』
メイが自分の目つきのことを気にするようになったきっかけについては、誌面上のLiella! Happy Timeでも語られています。
ここではかわいいパフェを食べに行きたいメイによる過去回想で……
『でも、いつからか”かわいい”が好きと思われることが恥ずかしくなったんだよな。
きっかけの1つは、幼稚園の時のお遊戯会。
お姫様役に選ばれてかわいいドレスを着た時、友達だったあの子に言われたんだ。
目がこわいって――。』
本当は自分が好きなものでも、それに似合ってない自分と割り切るメイのあり方はオタク的にも共感する人が多そう。
また、人との接し方で悩んできた不器用なメイだからこそ、対人慣れしていなかったりする素直なメンバーとの方が共感して仲良く接することが出来る印象で、四季はもちろん、恋も素直なので10話の褒め言葉とかは、恋からだからこそメイも受け取って一歩踏み出せたと思います。
『私に期待すんなよ……
ピアノつっても小さい頃から親に言われて習ってるだけだぞ』
『この前聞かせていただきました。伸びしろは無限大です!』
『勘弁してくれよ…』
『続けてこられたということは、嫌いじゃなかったはずです……さぁ!』
また、メイの臆病さは(発端のトラウマは友達に言われたセリフでも)実際に誰かに言われることの辛さというよりも、それに怯えて自分の頭の中で俯瞰した位置からツッコミを入れてしまう自己否定病みたいなところもあって。
そんなメイが何か勇気を出すのに鍵になるのが「偶然」「チャンス」みたいな要素だったりします。
上のLiella! Happy Timeでも可愛すぎて食べられないパフェに対してメイが食べ始められたきっかけは『眺めていたらアイスが溶けて行ってしまうから』でした。
ちなみに、このパフェの話(※Days22年10月号掲載)は結構重要な回で、憧れのLiella!に加入したメイが四季からの言葉も反芻しながら勇気を出して一歩踏み出すエピソードです。
だから、今日のことも決めたんだ。
ずっと”かわいい”を避けてきたから今まで見つめることしかできなかったけど……。
――好きなら、気にせず食べれば良いのに。
出会って一緒にいるようになった頃に、四季がつぶやいた言葉が、心に響いてる。
似合っているか、似合っていないかでいえば、今もやっぱり似合ってないと思う。
でも今日こそは勇気を出して行くんだ! 憧れのパフェのお店に――!!
客観的な要素で自分を否定してしまうようなクセがあるメイだからこそ、一歩踏み出すきっかけは誰かの言葉やランダム要素的な『偶然』『幸運』が多くて。
『せっかく似た者同士が出会えたんだ。
少しだけ、素直になってみないか?』
④目つきと臆病、加入するまで
……と、ちょうど加入シーンの話題が上がったので、
メイを語る上で外せない、若菜四季と茜色の空の話に触れていきたいと思います。
アニメ内で四季とメイの居場所である科学室は終始”薄暗い場所”として描かれていて、それはメイのセリフとしても出てきています。
『それに、私が居なくなったら、ただでさえ薄暗いここがもっと暗くなっちまうだろ……』
実際、科学室は暗くて。
そこから双眼鏡で屋上のキラキラしたLiella!の活動を眺めるのがメイの日課……だったんですが、実はそのなかで科学室が明るくなる時間がありました。
それが誌面上連載のゆるリラLiella!(Liella!メンバーそれぞれの好きな時間を語る連載)で四季によって触れられています。
『やっぱり計算通り。
この時間の科学準備室がいちばんきれい。
西日の方角と窓の角度がぴったり重なって、
実験器具のガラスもキラキラ光ってる。メイもこういうの好きかな。』
少し拡大で解釈してしまいますが。
四季とメイにとってはスクールアイドル加入を決めた始まりの場所が最も輝く時間の要素に『茜色の西日』と『反射するガラス』があると言うのが、Second Sparkleでの2曲を受け取った後だとより感じるものがありますよね。
そう言えば、4話で薄暗い科学室の話をしたメイが、四季に近づいて踏み出したときにも西日が当たって照らされる描写があって。
そういう細かいところもそうですし、2人にとって照らされる光の象徴の色が赤色だと思うと色々な描写がしっくり来るような気もします。
『顔、真っ赤だぞ……』
『ひとりぼっちではいられないよ 戻れない
真っ赤に染まっていく 無意識の領域まで』
『照らしてみせるのさ 今度は誰かを
君とだからいけるんだ
微笑み合った 茜の中で』
そして。
LoveLive! Daysでの、Liella!メンバーがそれぞれの”色”と向き合うLiella! in COLORSではメイは自身のメンバーカラーである『ルージュ(口紅)』についてこう語っています。
『こんなの慣れてなさ過ぎてすぐに拭ってしまいたくなった。……だけど……。
自分のことなんて、なかなか好きだと思えない。
「私なんて」って、すぐ弱気になる。
そういう臆病さを、この赤色が、変えてくれる予感がするんだ。』
こうしたひとつひとつの要素をつなぐと、どうやらルージュ=茜色はメイにとって輝きだったり、臆病な自分の背中を蹴飛ばしてくれる『憧れの色』みたいな位置付けのようにも見えます。
未来の音が聴こえる、夏美・メイの担当パートが『臆病だから頑張れた 今より強くなりたくて』なのが天才すぎる
ここらへんは視聴者視点で見ているとキャラクターデザインにそっちの色味が強く、むしろ生まれ持った性質として見がちだからこそ、本来の色か憧れの色かは人によって解釈が分かれるポイントなのかもしれません。
⑤2期生としての夢と責任
ここからはスクールアイドルとしてと言うよりLiella!としての米女メイについて……つまり、憧れグループの一員となってその責任を背負った彼女について見ていきます。
科学室の茜色なシーンの直後、Liella!メンバーとして練習に加わったメイは千砂都たちと円陣を組むタイミングで『おそれおおい~!』と言っていて、加入してもファン目線が抜けず『ファンでメンバー』という独特の立ち位置のキャラクターとなっています。
加入直後の夏美の撮影編(5話)を見ていきます。
ここでは、まず”ファンが新規メンバーをどう見るか”を気にしているのがメイならではの視点でした。
『いや、事実だからしょうがないんだけどさ。
もし日常だけじゃなくて歌やダンスの動画をLiella!のファンが見たら、1年生と2年生で実力が差があるってはっきり分かっちゃうよな、って……』
『きっと笑われるっす……』
ファン目線が強いのは、2期生の中でも最初に加入したきな子・オタク出身のメイの2人なんですが、ここではその間に微妙に意識の差があったのではないかと思って。
きな子はメイのセリフを引き継ぐ形で、かのん達との力量差を知ったファンに笑われると言ってますが、メイが危惧していたのは自分たち2期生メンバーが笑われることではなくて、『自分のようなLiella!ファンをガッカリさせてしまう』というファン目線での発想だったと思います。
ちなみに、この夏美加入編は先に入った3人の後輩たちの目線の差がかなり出ていた回でもあって、きな子・メイがそれぞれメンバー・ファンの視点で注意している傍らで四季が夏美の悪だくみを牽制していました。
ファン側からの期待が分かる人間だからこそ、自分たちが入ったことでLiella!が落ちたと言われるわけにはいかないような責任の気持ちはメイの中に強く見られます。
『メイちゃん達とも話してたんすけど、きな子達、これを越えるのが夢なんす』『夢……?』
『きな子達が入って、一年生が増えたからこのステージを越えることが出来たって、Liella!はパワーアップしたって……!』
『学校のみんなで勝って喜ぶのが目的です!』
『でもさ、負けちゃったらどうするんだよ……』
そしてこれはちょっとした面白いポイントなんですが、『ファン出身だからファン目線の気持ちが分かる』という特性と似た別由来の長所として『他人の視線を気にしてきたから他人目線での気持ちが分かる』があって。
メイが他メンバーの気持ちを捉えているシーンもいくつかあります。
『正直に全部話した方がいい』
『ですが……』
『かのん先輩、本当に恋先輩のこと考えているんだぞ……
恋先輩の力になりたいって……』
『私たちのことを思って先輩はああ言ってるけど、
本当はすみれ先輩と同じぐらい勝ちたいって……』
ここまでに挙げた魅力をまとめると。
米女メイって人間は自分が大切なものを曲げられない強さを持っていて、他人目線での大切にしているものを分かってあげられるやさしさがあって、それでいて人から見られることに対して臆病な一面と不器用さがある人だってことです。
こう書いていくと、めちゃめちゃ愛おしい人間だな~って感想になりますよね。
そして、そんなメイがLiella!に加入した理由が『Liella!の役に立つため』だという風にセリフ上ではたびたび語られていて。
『Liella!の力になれないなら、スクールアイドルやるつもりはない。
少なくとも私はな。』
『いったいどれだけ練習すれば気が済むんですの〜』
『仕方ないだろ、Liella!の力になるって決めたんだから』
『1年生が頑張ってくれたから、乗り換えられた!』
『頼もしかったデス!』
『本当に?』
『ネットでも評判になってますの。今年から入った新メンバーがすごく頑張ったって!』
『ほ、本当だ……!』
この『Liella!の役に立ちたい』もメイの本心で、大切な初心だと思うんですけど。
気持ちとしてはその先の、彼女自身のオリジナルな夢が見たいと感じてしまう気持ちも少しあって。
でも。
2期の最後では留学を決めたかのんからの言葉を聞いて、生まれていた情熱などもあったので。
そこからの時間を通して米女メイってオタクが、憧れを追いかける夢の先で何をするかを見られるのを、3期やそれ以降に楽しみにしています。
『間違いじゃないから曲げないよ
信じたいもの信じていくのさ 強く』
⑥米女メイの魅力
……って、ブログの落ちとしては良い感じになったんですが。
ひとつだけまだ私が米女メイの一番好きなシーン・描写の話をしていないので、そこだけ手短に触れて記事としてはまとめにしたいと思います。
米女メイについて私が一番好きなシーンは、4話での四季と仲良くなった過去回想。
放課後、四季がひとりで本を読んでいる教室に、友達と言い合ってたメイが入ってきます。
ここで明らかにメイは不機嫌そうな口調で教室に逃げてくるんですが、思いがけない先客に対しては優しく笑いながら話します。
『邪魔?』
『いや……邪魔なのは私の方だろ』
この笑顔が一番好き。
メイの特徴について『他人から視線を受けることへの臆病さ』があると話したんですが、それが『自分を見る他人の気持ちを想像して寄り添ってあげられる優しさ』に昇華されていて。
メイは相手に押し付けられても曲げられない不器用さがあるんですけど、逆に自分の不機嫌を関係ない誰かに押し付けたりはしないんですよね。
ってこれだけ書くと一瞬「普通じゃない?」って思われそうなんですけど、リアルな人間として考えるとこれがなかなか難しかったりしますよね。
Liella!としては憧れの先の夢を3期では見たいのはもちろん、こうした魅力は今後も色んな媒体やふとしたシーンで見えていくと思っていて。
なので、そうした優しさと可愛さとまっすぐな想いを持った彼女が先輩になって、どう進んでいくかも楽しみにして今回の記事はここまでとします。
この先も細かい魅力を少しでも多く受け取れるように、しっかり見ていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。