トリスのメモ帳(59) 不正解は無いスクールアイドル自由型

こんにちは、トリスです。

 

オープニングトークで雑談する暇がないぐらい、はやく4話が見たいので早速再生ボタンを押してみましょう。

 

ご存じの通り、今回はアクセル全開。

ハンドルも曲がるつもりもないハネウマ記事ですが、ぜひ最後までお付き合いください。

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①開幕DIVE!


開幕はDIVE!の屋上ライブ(韻)を見ている愛さんから。

前回時点で笑いながら拍手をしているシーンがありましたが、1話でCHASE!を聴いた侑のように”トキメいた”ようですね。

しかし、微妙にあの時の侑とはちょっと感想が違うようで……

屋上から聞こえる音に盛り上がっているみんなを見て

自分も未知なるミチにチャレンジしてみたいって、そう思ったんだ…!

 

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トキメいたのはステージの下、たくさんの笑顔の方

ここが多分めっちゃ大事なポイントだと思うんですけど、宮下愛さんにとっては、『ライブステージの上で輝けること』 じゃなく『ライブステージの下を照らせること』がスクールアイドルの”はじまりのトキメキ”のようですね。

どうする?やってみる?

にゃ~

 
はんぺんが今日も可愛い

スクールアイドルを始めるか相談している2人ですが、間で鳴いてるはんぺんが良い味だしてますね。はんぺんだけに。バター醤油で焼くと美味いもんな。

愛さんはやってみたい!

 

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アニメの愛さん、今までどこかテンション低くはないけど落ち着いている感じがあって

ここで初めて彼女の明るさというか、まっすぐな感じが表に出てきて嬉しいですね。

 

②やりたいことはあるんですよ!

 
そのまま勢いで同好会に加入した愛さんと璃奈。

部室でライブでやりたいことの作戦会議が始まり、それぞれのアイディアを出してく同好会の面々。
 

みんな、言ってること全然違うけど、すごいやる気だね〜

 
はい、こ好ポ(※ここが好きポイントの略)

よくジョッキに半分エサヒィスゥパァドゥラァイが半分だけ注がれてる時に、『半分ある』と見るか『半分ない』と見るかみたいな話しありますけど。(そんな話はない)

 

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愛さんは基本的に前者で楽しい方を見るんですよね。

オタク的に引き算より足し算で見ている人間が好きなんです。
 

う〜ん。なんだろうね。

とにかく、楽しいのがいいかな!

 
愛さんと言えば『楽しい』

これは今回の話全体の感想でもあるんですけど、愛さんのスタンスって『分からない・見たことないものも楽しむ』なんですね。

虹ヶ咲のアニメのここまでの軸ってほぼ全て『はじまりのトキメキが大切』って話なので、愛さんの場合なら悩むたびにこの最初の感情に戻ってくるのかもしれません。

 

③部室棟のヒーロー a.k.a 愛さん


同好会としてのライブ作戦会議は一旦置いておくことに。

それぞれが足りない部分を重点的に特訓することになった同好会ですが、愛さんと璃奈は全部出ることに。まずは柔軟を……彼方ちゃん壊れちゃう!
 

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ねんどろいど顔負けの可動域

柔軟で苦戦する2人ですが……
 

大丈夫だよ!


柔軟を完璧にやってみせる愛さん

彼方&璃奈の2人にも深呼吸のタイミングで背中を押します。 

ラブライブ!の中で『背中を押す』と言うとかなり象徴的な感じがしますが、それ以上に入部直後の愛さんがまるで教える立場みたいになってますね。

ここらへんは色んな部活で助っ人として活躍してきただけの運動神経とパーフェクトガールっぷりの現れのよう。

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ちょっとでもできるようになると楽しくない?
続けていけばもっと柔らかくなっていくし


成功体験として『“出来る”ようになることの楽しさ』を伝える愛さん。

きっとこうした柔軟は愛さんも知ってる“未知じゃない”部活動ですね。普段の助っ人時の愛さんを見れたとこで次に向かう特訓は……

 

④不正解は無いスクールアイドル自由型


スクールアイドルには何が必要なのか答えなさい!
 

抜き打ちテストの時間だァ!!

3年生との柔軟の次は1年生とのスクールアイドル概論の授業。

かすみの質問は、メンバーそれぞれの『1番大切にしている価値観』を明らかにするものなので重要そうです。実際、桜坂君も天王寺君も別の答えを出し、中須先生からハナマルを貰います。

『自分の気持ちを表現すること』

『ファンの人と気持ちをつなげること』

しかし。

文武両道、優等生の愛さんの返答は……
 

あはは…ごめん!

分かんないや!

 

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テストなら答えがある。スポーツならルールがある。

でもスクールアイドルに教科書はなくて、歩く方向を示す地図もありません。

あるとすれば自分自身の中にだけです。
 

でもそんな『分からない』も、正解だと肯定した中須先生。
 

今の質問には、はっきりした答えなんて無いんです。
ファンの皆さんに喜んでもらえることなら、どれも正解ってことです。


中須後輩、成長したなぁ……

2話って『間違って転びながら、立ちあがって進んで姿勢が正しい』みたいな話だったと思うんですけど(本当か?)

そこの成長が前回のせつ菜が必要のくだりも合わせてめちゃめちゃ現れてるの嬉しいですよね。スクールアイドルとしては先輩ですし、もう中須先輩と呼ばなければ。

愛さんは「奥が深いんだね〜」と笑っていて。

でもこの『分からない』『知らない』ってのはすごく大事で、今回の話の軸なんですよね。

だってさっきの柔軟で彼女自身が『ちょっとでも出来るようになると楽しくない?』って言ってたじゃないですか。

 

知らない世界があることは『楽しい』探しの地図を広げるチャンスなんです。

 

⑤愛とせつ菜、楽しさと大好き、空間とベクトル


場面は変わって、今度は2年生組です。

カラオk……ボイストレーニングに来た愛さんと璃奈。

アニメの話題で盛り上がる璃奈とせつ菜。

『大好き』を語る彼女の姿は間違いなく『楽しさ』が溢れ出していて、それを見た愛さんは……
 

愛さんも、せっつーが話してたアニメ、チェックするね!

せっつーの熱い語り聞いてたら、楽しそうだなって思ったからさ!


ここでもある意味答えにたどり着いていて

愛さんが何かに飛び込む理由って『楽しそう』がスタートラインなんですよね。

そして、せつ菜と愛さんってかなり相性が良いですね。勢いの強い蛇口と、エンドレス吸収スポンジ。
 

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そもそも最初の時点で愛さんがスクールアイドルに憧れたきっかけとして、冒頭では『盛り上がっているみんなを見て』って言ってましたね。

せつ菜と愛さんって対比的な部分が結構あるんですけど、『大好き』と『楽しい』ってのは相互にループする感情ですよね。

違いをあえて挙げるのならば。

せつ菜のステージは見ている人それぞれに『大好き』のベクトルを飛ばしてるイメージなんですけど、愛さんの場合は『楽しい』の空間を作ってるイメージです。
 

だから、愛さんが心を動かされたのはステージの上のせつ菜だけじゃなく、スクールアイドルで楽しむ『みんな』の空間の方だったんですね。
 

そしてどちらも、みんなで叶える物語として間違いないアンサーなんです。

 

⑥愛さん“も”楽しい!


練習が終わり、ミルクティーを飲む璃奈の可愛さで悶える時間となりました。

エマの「同好会はどう?」に対して、「楽しい」と簡単に返す璃奈。

うまく表情が作れない璃奈の反応と、首をかしげるエマ。
微妙にコミュニケーションに歪みを感じさせる時間。

そこで入ってきたのは愛さんでした。

こんなにウキウキなりなりー、初めて見たよ!

愛さんも楽しい!

 
雰囲気を明るくしつつ、「愛さん“も”楽しい」と言って璃奈をフォローする感じが良いですね。どう考えても本人は無意識なんですけど。

 

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そして、スクールアイドル同好会の楽しさを力説する愛さん。
 

かすみんが、アイドルはどれも正解って言ってたけど、実際そのとおりっていうか

みんなやっぱりタイプ違うけど、すっごく優しくて面白くて、そこが最高って感じだし

このメンバーでどんなライブすることになるんだろうって考えただけでめっちゃワクワクするよ


なんとなくなんですけど。

愛さんの他の同好会メンバーへの感情って、スクールアイドルとしてじゃなくて友達として接してみんなで楽しいことをするって1点に絞ってる感じがしますね。

しかし、そんな『みんな』と一緒ではなくソロとして活動する提案が来たことで、『自分はどういうスクールアイドルになれるのか』という部分での悩みが愛さんに生まれます。

 

⑦0と1の間に広がる未知のセカイ


愛さんの個人的なイメージって“最強”なんですけど、アニメでも文武両道のチートスペックのようです。

しかし今までスポーツの部活で助っ人として活躍してきた愛さんも、自分のやりたいステージを描くというのは初めての体験で悩みます。

トラック走が速いかどうかと、旅がスムーズかどうかは別問題みたいな話でしょうか。

正解がひとつなら分かりやすいよね。スポーツにはルールがある。

でも、愛さんたちの目指すスクールアイドルには、そういうのがなくて、自分一人。

愛さんだけで、どんなスクールアイドルがなれるのかな。

愛さんの正解ってなんなのかな。

こんなこと、今まで考えたことなかったよ


情報処理学科、宮下愛さん

アニメでは情報処理学科であることが明かされている愛さんですが、その分野なら最適解ってひとつに決まるはずなんですよね。

さっき面白いと言った、かすみの『どれも正解』が、逆に最初の一歩の方向を迷わせているのかも。

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ハッキリとした答えは出ない愛さん。

それでも土曜のランニングでは自然と集合前に走っていて、レインボーブリッジで偶然出会ったエマとソロ活動についての話になります。

確かに驚いたけど、一番驚いたのは、自分に対してなんだよね。

同好会のみんなが悩んでるのって、自分を出せるかってことでしょ?

 今まで、色んな部活で助っ人やってたけど、考えてみたら、みんなと一緒にやる競技ばかりでさ…


『みんな』と一緒に楽しんできた愛さんだからこそ、ソロということのギャップに悩みますが、不意にエマが口にした発言に笑ってしまって。

それで、気付きます。

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これは個人的な意見なんですけど、『楽しいこと』なんて本当はこの世界には無いんですよね。あるのは何かを『楽しむ誰か』だけ。
 

あんなに悩んでいたのに。

偶然目の前に出てきた『ダジャレ』を、自然と楽しんでしまったこと。

その何気ない無意識の中にトキメキの本質はあるんです。

愛ちゃんが同好会に来てくれてよかった。

すっごく前向きでいてくれるから。

 
一旦解散の危機にあった虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。そんなエマ達にとって、愛さん達の加入はとても嬉しいことのようです。

今はめっちゃ悩んでるケド…と返す愛さんに、エマはそれでも“みんな”と一緒にいる時ずっと楽しそうにしていた、と言います。
 

そして、愛さんが無意識に楽しんでいたのは、彼女ひとりにとってだけの話ではないようで。
 

愛ちゃんが来てから、同好会のみんなの笑顔、すっごく増えてるんだよ。

そうなの?自覚ないけど。

ないからすごいんだよ。

 
自分が楽しむことで、周りのみんなも楽しんでくれる

これほど嬉しいことはないですよね。

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そしてスクールアイドルとしての『ゴール』を探す今の自分が出来ていることなら、そこを『スタートライン』にしてソロで活動したとしても、その先できっと誰かとも『楽しさ』を分かち合うことが出来るはず。
 

そういうことでいいんだ!

誰かに楽しんでもらうことが好き。

自分が楽しむことが好き。

そんな楽しいを、みんなと分かちあえるスクールアイドル。

それができたら、私は未知なるミチに駆け出していける!ミチだけにっ!

 
まだゴールは分からないけれど

自分が大切にしたいのはみんなとの楽しさだと気付いて、そのはじまりのトキメキを持って前に進んで行けばどんな未知なるミチでも楽しんで進んでいけるはず。

 

それは柔軟の時に『出来なかったことを少しずつ出来るようになるのは楽しい』と言ったからこそ、『答えの分からない道を少しずつ進んでいく』ことも楽しめるに決まっているから。
 

そして、勝手に燃えてるだけの太陽から熱をうける時間のことを朝って呼ぶみたいに、愛さんもステージ&日常を通して周りの人と楽しさを分かち合いたい。

だから『太陽になりたいよう』ってわけですね。

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でも考えてみれば。

そもそもラブライブ!自体が青空をバックに輝く物語なわけで、虹を咲かせるには『楽しさ』って太陽の光が必要なので、納得できます。
 

そんな愛さんが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーとしてどうやって楽しんで、どうやって進んでいくのか。

これからが私たちも楽しみで仕方ないですね。

では、今日はここら辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。