トリスのメモ帳(27) 青空Jumping Heartがアンコールではなく決勝曲だった可能性の考察
#13での青空Jumping Heartに関する記事です
こんにちは、トリスです
実はまだ13話の感想記事も書けてないのですが、それに関しては3rdツアー開幕までを目途に書くとして、今回はそんな13話の中で少し気になったことについて取り上げたいと思います
①青空Jumping Heartはどこで披露されたのか
ラブライブ!サンシャイン‼は酒井監督の趣味をはじめとした様々な理由から観る人によって受け取り方が全く違う作品で、同時にそれを共有することが大きな楽しみ方のひとつでもあります。
それはきっと劇場版ラブライブ!に出てくる女性シンガーの存在から汲んだ流れもあると思います。
13話を見た直後の私はとある解釈をしていたのですが、放送後数日経ってから自分では当たり前だと思っていた解釈を、他にしている方がほとんど居ないことに気が付きました。自分の解釈の矛盾点にも気づいていたので、お蔵入りさせようと思ったのですが、今回この場を借りてその解釈についてまとめます
その解釈とは…
Aqoursがラブライブ!決勝で歌った曲が『青空Jumping Heart』であり、Aqoursの優勝が発表された後に優勝グループのアンコールステージとして『WATER BLUE NEW WORLD』を歌ったのではないか
…というものです
ツイッターなどで調べた限りでは、WATER BLUE NEW WORLDで優勝したAqoursがアンコールで青空Jumping Heartを歌った、という解釈が多く観られました
それぞれに根拠と矛盾点があるので、軽く考えてみたいと思います
なお、この二種類の仮定の中でも細かい差異があると思うので、まずは歌った順序だけに注目し、以下の2つのグループに分けて考えます
〇 WBNW→AJHパターン
〇 AJH→WBNWパターン
②WBNW→AJHパターンの根拠と矛盾点
まず記しておきたいのがAJH→WBNWパターンに比べて、こちらはパターン内での差異が多いと言うことです
例えば、青空Jumping Heartの衣装はどうやって用意されたか?アンコールはあったのか?などですね。省略されているシーンが多いのでそれだけ解釈の自由度が高いです
同時に多くの視聴者がこちらで解釈していることから、こちらの方が説得力があるようです
【『WBNW→AJHパターン』概要】
Aqoursは#12におけるアキバドーム前での合流を果たした後に、決勝出場者として『WATER BLUE NEW WORLD』を披露。そのまま会場のアンコールに応え、『青空Jumping Heart』をステージ上で披露し、その後の結果発表にて優勝者として名前を呼ばれた。
こう見るとかなり自然な流れですね
特にTVシリーズの#12と#13を順番に見ると、この順序で発表されたというのが一番受け取りやすいというのも間違いないでしょう
まず、この順序で披露したと考える根拠のひとつとしてラブライブ! 2nd season #12「ラストライブ」のことに触れなければいけません
あちらでは決勝ステージで最後のグループとしてμ’sが『KiRa-KiRa sensation!』を披露、そのパフォーマンスの高さにより客席からアンコール、それを受けて『僕らは今のなかで』を披露しました。穂乃果の同級生3人よって僕らは今のなかでの衣装が持ち込まれている様子も描かれています。
青空Jumping Heartは僕らは今のなかでと同じ一期OP曲であることから同じ構図で解釈した人が多かったようです。
ところがAqoursの場合には、発表順・衣装の問題がありますね。
※無粋すぎるのでこれについて深くは取り上げません
その他の根拠については改めて書く必要はないと思うので、割愛します
③AJH→WBNWパターンの根拠 その1
さて、初見時はあまりにも自然にこれで受け取っていたわけですが……
改めてどういった根拠で私はこのパターンだと解釈したのかを考えてみます
まず理由として挙げられるのが#13での青空Jumping Heart新規カットの存在ですね
ここでは3つのカットが新規カットに代わっています
〇3年生が暗い草原で雨に打たれているカット(1期)
⇒結果発表を見て笑いあう3年生
〇3年生の横を千歌が通り過ぎて、9個の影へと走っていくカット(1期)
⇒結果発表を見る1年生
〇千歌が顔をあげるカットと、9人が石段から降りて走り出すカット(1期)
⇒結果発表を見る2年生
ここで気になったのはAqoursが青空Jumping Heart衣装で優勝者発表を見ているということです
こういった大会形式で出場するグループ全てが複数の衣装でのパフォーマンスをする時間的余裕があるとはさすがに考えづらいので、Aqoursは決勝曲として青空Jumping Heartを披露したと考えたわけです
私の場合はラブライブ!2期12話は何かしらの会場・ネットですぐに点数をつけるシステムが存在していて、μ’sの優勝が確定した上ですぐにアンコールに入った(その描写はカメラに入っていないだけ)と解釈しています
…これは『#3 ユメノトビラ』における点数評価システムがリアルタイムに行われている描写があったことなどからも来ていますね
なので優勝者発表まではアンコールステージに移れないものとして考えると、結果発表時点ではAqoursが決勝曲衣装を着ていなければおかしい、ということになります
ちなみに#13の黒板アートに関しては「ラブライブ!で優勝したんだ!」という千歌の台詞で流れ始めた青空Jumping Heartと、輝いている景色として皆の記憶に残ったWATER BLUE NEW WORLDという形なので、どちらが決勝曲・アンコール曲でも矛盾はしません
④AJH→WBNWパターンの根拠 その2
どちらかと言うと、こちらの方が理由としては自分の中で強いのですが、青空Jumping Heartを先に披露したと考えている理由のひとつとして客席のペンライトの色があります
1期13話でのMIRAI TICKETが分かりやすいのですが、Aqoursにおいて客席の色を青色に染め上げることは、“みんなで輝く”ことの表れです
WATER BLUE NEW WORLDにおいては身内のペンライトの色は9色それぞれである描写はあるものの、客席のペンライトは全て青一色です
対して青空Jumping Heartが始まった時点では青一色ではなく、MIRAI TICKETと同じく曲の中で客席全体が青一色に染まっていく描写があります(サビ終わり直前)
なので、青空Jumping Heartで青色に染め上げたAqoursが、優勝を決めたうえでの『一生消えない思い出』としてのWATER BLUE NEW WORLD披露だったと考えるほうがしっくりきます
⑤蛇足と関連項目
これはかなり曖昧な根拠ですが、WATER BLUE NEW WORLDがただの決勝進出グループではなく、優勝グループとして披露した曲ならばUTX前で人混みが出来るのも頷けますし、それに立ち止まった二人の少女がなおさら最初の千歌と重なるように思えます
と、ここまで色々書きましたが、どちらもある程度の根拠があり矛盾点もあるので、この解釈は好みの問題だと思います
他にも様々な解釈が出来ると思うので、この二曲とAqoursのステージに関して新しい観点を発見された方はぜひ教えてください
今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました。