トリスのメモ帳(55) ゆっくりと、走る、この道で (NEO SKY, NEO MAP! 感想)

こんにちは、トリスです。

 

歳取ると筋肉痛は2日後に来るらしいですね。

私の場合は虹ヶ咲アニメは初見では泣かなかったのに、無限リピートする中で泣いてしまった部分がありまして。(涙腺の老化)(時差感動)(遅効性ラブライブ!そこについて少しだけ語りたいと思います。

具体的に今回のテーマを言うと、エンディング曲である『NEO SKY, NEO MAP!』です。

1話だけじゃなく今後も繰り返し見ることになるこの曲。
そのヤバさを考えてみるので、ぜひ最後までお付き合いください。

  

①エンディング曲というもの自体の魅力


そもそもエンディング曲ってのはオープニング以上に大事な部分があると思っていて、それは毎話の最後にやることですね。

 

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……いや、当然なんですけど。


この何が魅力になるかと言うと、1話を見た私たちにとっては『1話の感動のまま受け取る挿入歌』ですが、2話を見た後には『2話の感動のまま受け取る挿入歌』でありながら『1話の感動を呼び起こすもの』でもあるんですよね。

だから、物語が進むほどに強くなっていく曲がエンディングです。

オープニングは本編前に見るので初心を呼び起こして、エンディングは本編の感動を束ねる感じですね。

それがライブでエンディング曲が来ると、たくさんの瞬間の感情が襲来して情緒爆散する理由でもあります。

全13話の物語を思い出を詰め込んだフォトアルバムに例えるなら、オープニングはその表紙なんですけど、エンディングは裏表紙じゃなく中の写真を入れるページ自体ですね。
その細かいデザインが物語を額縁の外から形作るものだと思います

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そういうわけで、このエンディングに寄り添うことはアニメを楽しんでいく上でとても大切なことだと言えそうです。

曲の中身を見ていきましょう。

 

僕たちは…

②イントロ⇒ぽむ歌い出し大好き芸人です

 

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ここ!(オタクの大声)

このイントロのはじまり方、なまら良かったので語らせてください!

上から見た傘の八角系連打で『エンディング始めるぞ〜!!!』みたいな顔して始まるNEO SKY, NEO MAP!なんですが。

本編終了後で(どんな回でも)ある種満たされて立ち止まりかけた私たちを、さらに先へ連れ去るようなリズムを強く刻んでいくスタートがたまらないですね。

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でも、ちょっとエンディングにしてはテンポ早いかな?

……と感じさせるバスドラムの四つ打ち。

なのに、そんな音に乗せた歩夢の歌い出しは

ゆっくりと走るこの道

何かが

生まれかけてるんだ


ここの歩夢の歌い方!(オタクの大声②)

優しいのに『何かに勇気を貰っているような』芯がある歌い方です。


『ゆっくりと走る』って表現。

前回のトリメモで侑のことを『擦れた純粋さ』を持っていると表現して、その矛盾した感覚は"ぬるま湯"と"さめたお湯"の違いだと書きました。感覚はそれに近いのかも。

 

『ゆっくりと走る』って表現の何が好きかって、『走る(こころは前に強く向かってる)』のに『ゆっくり(今はまだ追いついてない)』の差があるのがめちゃめちゃ良くて、そこがこれからスピードを上げていく伸びしろのように感じるんですよね。

そしてこの歌詞だからこそ、その裏で響く四つ打ちが“はやる鼓動”みたいに感じます。

 

『何かが』のとこの歌い方!(オタクの大声③)

その前までは一息で歌ってるんですけど、歌い方の区切りとして正確に書くと『ゆっくりと走るこの道…なに、かが、生まれかけてるんだ』なんですよね。

この2文字ずつ区切る歌い方がめ~ちゃくちゃ気持ち良くて、メロディーとして繰り返す彼方パートではこうなります。

毎日、見上げる空の

青さも

季節ごと変わって


これだと『あお、さも』の切り方なんですが、こっちも当然最高です。

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③NEWじゃなくNEOの、空と地図


虹ヶ咲のすごく良いなと思うところは、スクールアイドルってものとの出会いが別に彼女たちにとって初めて見つけた好きなものじゃないとこです。

他に好きなものや好きだったものがあって、その上で今夢中になっているもの(スクールアイドル)の道を走っていくから、私たちも共感出来ます。オタクだからね。
これを読んでいる貴方も、きっとラブライブ!以外にも好きなモノはあるはず。

で、そう思って見た時に大切なのが、タイトルの空も地図もNEWじゃなくNEOなことなんだろうなと思って。

NEOは『新しい』というだけじゃなくて『元々あったものの新たな形』みたいなニュアンスがあると思うんですけど、そこが虹ヶ咲のエンディングとしてしっかりハマってるんです。それぞれが今まで歩いてきた道と見つけてきたモノを、それぞれのスクールアイドルの魅力に昇華しているから、です。
 

夢見て、憧れて

また夢が見たいんだ

 

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虹ヶ咲における『夢』と言うのはスタートラインはあってもゴールテープは決まってないもの
だと思います。

大好きが溢れる世界を作ることも、人と心を繋げることも、見たことない景色を見ていくことも、どれも『叶え続けていく夢』だと思うんです。

そして、その夢はどんどん増えていきます。

だから歌い出しの歩夢パートで道を走りながら新しく生まれた何かを君に伝えにいく……意味を取るなら、スクールアイドルを楽しむ中でまた見つけた新しい夢や希望(誰か風に言えばトキメキ)を歌っているんだと伝わってくるんです。


だったら、虹ヶ咲の『みんなで叶える物語』は“旅行”じゃなくて“旅”の方のはず。
(英語で言うとJourney)

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会として最初の曲の歌詞を見返してみます。
 

不意にきたよヒラメキ やれるかもと呟き

これからはキミと旅する世界 


原動力である『やってみたい』と言う純粋な想い(誰か風に言えばトキメキ)こそが、彼女たちそれぞれの地図なんでしょう。

さぁ、これからはそれぞれのMAP

広げたら気軽に飛び出そう


飛び出した想いがどこまで繋がっていくのか。

この90秒間と一緒に楽しみながらワンクール全力で駆け抜けていきたいですね。

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④最後に


と言うわけで。

今回はNEO SKY, NEO MAP!について見てみました。

って言っても、歌詞については半分ぐらいしか触ってないんですけどね。 
 

ここから先は2番の歌詞で触れそうかな~と思うので、適当なことはあまり言いたくないんですけど。

SKYの方は彼方の歌詞だけで見るなら、NEO SKYが『NEO(BLUE)SKY』に近い形で、『また新しい日(青空)』みたいな意味で受け取るのが無難かも知れません。

個人的には虹ヶ咲の中の歌詞で言う『空』は、①夢を描くキャンバス ②努力を積みあげて目指すステージ ③大会じゃなく概念としてのラブライブ! の3パターンで受け取ることがメインです。ここらへんは深堀りしません。
理由を言語化出来ない解釈イメージだってある。

あとスクスタの宮下愛さんのサイドエピ『まっさらな地図』についても触れたかったんですけど、尺の都合でカットしました。 興味のある方は読んでみてください。

まぁ、全部をうまく語り切れなくてもブログ書いても良いでしょ!ってスタンスもこのコンテンツから受け取って、この記事が今ここにあるみたいなところはあります。

私たちも虹ヶ咲の自由さを見習っていきましょう。

決まりはないね

自由に描いてと誘われてるよ


それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

 

 

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