トリスのメモ帳（66） 感じたこと、想ったことの種
こんにちは、トリスです。
12話『花ひらく想い』が放送されたと言うことで、感想を少しだけ書きたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
まず一番最初に思ったこととして、演出が最高でした。
劇伴の話は後でするんですけど（もはや言わなくても良い）、１話からサンプリングされた言葉だったり、アニメの外の楽曲（開花宣言）を思い出すセリフだったり……。
１話と12話が繋がっているのは当然なんですけど、アニメ世界とスクスタ世界もどこかで繋がっているような感覚がありましたね。
開花宣言はキズナエピソードを基にした楽曲なので別世界線なのに、上原歩夢の中に共通する想いみたいなものはあるって感じました。
そして、それはアニメ世界と私たちの現実世界の繋がりも同じ。
やっぱり虹ヶ咲の物語って、視聴者自身の経験を説得力に変えているのが強みだと思うんです。
これを読んでいる貴方は、好きなものが増えることが怖かった経験ってありますか？
私はずっと忘れない経験でひとつあって、言ってしまうとμ'sファイナル直後にAqoursを見ている時ですね。過去の話はこれ以上掘る気ないんですけど。
でもそう言う意味で、あの12話放送前にLiella!のキャストが発表されたこともすごく意味があると思っていて。
（トリメモじゃなくnoteの方の）11話感想で『歩夢の侑に叫ぶ感情が、自分の引き出しにないから心から共感出来ない』って書いたんですけど、今回見て私はすごく納得したし共感したんですね。
侑に対する歩夢の叫びの中心が『2人の人間のズレ』じゃなくて、歩夢自身の内側に抱えてしまうambivalentな感情だとするなら、それで立ち止まってしまうのも分かるんですよね。
あのシーンは侑と歩夢の想いがぶつかってたんじゃなくて、歩夢のふたつの想いがぶつかってたって感覚なら、分かる。
話が脱線するんですけど、そもそも私は『矛盾』ってものが大好きなんです。
好きなモノや守りたい主義ががたくさんあって順位をつけられないから矛盾してしまう生き方ってのは幸せじゃないですか。
劇伴の話、しますよ。
今回１番の破壊力はきっと侑がガーベラ渡すシーンなんです（花言葉のくだりでメインテーマメロディーに入ってく流れが強すぎる）けど、たびたび言っている通り私はリフレイン的シーンが弱点なのでラストのとこで喰らいました。
劇伴１話のやつと合わせて来たらアカンよ。
視聴者泣かせる武器全部使ってるやん。
あとこのシーンでは歩夢と侑は手を繋いでないんですけど、階段の下で立ち止まるタイミングが１話と違って合ってるんですよね。
私はみんなのために歌うよ
ここ３話使った歩夢編の好きなところって『あなたと叶える物語』と『みんなと叶える物語』の両方をハイブリッドした結論に行きついた事と、最後に辿り着いた“みんな”には歩夢自身も含まれている事なんですよね。
だからAwakening Promiseの映像の中で歩夢が左右色んな方向に笑顔を向けているのが嬉しかった。Dream with Youの時はほぼ真正面オンリーだったじゃないですか。
歩夢がカメラ目線してるって話じゃなく、彼女がたくさんの応援してくれる人を想ってるから、歩夢が指さした方向の誰かが見てる景色を追体験してるだけでPVになっていくような感覚。
侑の話、します。
侑が音楽をやってみたいって夢を言葉にしたわけですが、虹ヶ咲の“あなた”として夢を叶える物語じゃなく夢を見つける物語なのが最高でしたね。新しいみんなで叶える物語。
なんかもう侑に関しては１話の時から特に共感,尊敬,同情が混じり合ったグチャグチャの感情移入で見ていたので、この地点にたどり着いて本当に良かったです。
もうあとはフェスティバルを楽しむだけですね。
あ、フェスティバルと言えば。
スクスタの配信タイミングが遅れなかったら９周年のライブイベント名は『ラブライブ！フェス』じゃなくて『スクールアイドルフェスティバル』になってたんじゃないか説なんですけど。
この『みんなの夢が叶う場所』のテーマモチーフとして『花火』が使われている（ホワイトボードの花が花火になってた）のでそう言うことな気がしますね。
なんかこう、あと。
細かいポイントでの好きなとこがたくさんあるんですけど、とりあえずは今は目の前の祭を心置きなく楽しむだけの24分間を見届けるだけみたいな感じじゃないですか。
だから楽しみなんですよね。
自分の人生で虹ヶ咲の物語のアニメ映像を見るのはこれが最後になるかもしれないって。その可能性は十分あるので。はちゃめちゃ楽しんでやりたいですね。
その先でまた好きなところの話をたくさんしましょう。
うまく纏まらないけど、感想なんて無理して纏めなくて良いですよね。
ありがとうございます。また次の記事でお会いしましょう。
